解きほぐし。

daily0 本音たち。

「現状の前提をさっさと覆してしまう」ことで、難解な状況を解きほぐせる。

まず一般論から入ろう。
決まって「無理かも」「あまりできていない」という口癖でノロノロしてしまうのは、現状維持でダラダラと甘えているだけに過ぎない。

一般的には、
・とにかくプロや仲間に助けを乞う
・やるべきことをやり、やらないべきことはやらない
・手早く事実をかき集めて現状を把握し、手早く行動に移す
ことから入るのが最短距離だ。

ここで、一般論を覆してみよう。
現状維持でダラダラすることは、必ずしも悪くはない。

心身がどうにも回りださないとき、現状維持のように見せかけて、実は必要な休息を取っているという状況は、誰しもある。
要は、嫌な思いをしたら、さっさと寝てしてしまえるくらいでちょうどいいということなんだよね。
そうやって空白を作って、解きほぐしたほうが気が楽だ。

さらに状況に言葉を与えて、切り分けて覆すことだけで解きほぐしが進む。

この結果、今まで出来なかったことが、自分を中心にほんの少しでも進展したら、堂々と「できた」と自分を過大に評してみるだけでまずは合格だ。

「あまりできていない」という曖昧さは、ただの小賢しさである。
解きほぐしの初期段階では、もっと堂々と目先のことを褒め称えたほうが効率的だ。

小学生のような「なにもわからないけど、もっと知りたい」という目線に戻ってみるのも手なのである。
心の発達段階を過去に遡ってしまうくらい、解きほぐして良いのだ。
解きほぐし初めで、厳しい自己評価を下してしてしまうより、
知的好奇心も行動力ももっと自然に出るように盛り立てるほうが面白い。

状況を言葉で切り分けて解きほぐすなら、活力が出るようにするだけで事足りるんだよね。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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