昨今、データ分析が数多く適用されている。
データ分析がなかなかうまくいかず、難航したとしよう。
仮にスキル不足や手法についてのミスがない場合、
その原因として、人間側が事実をありのまま受け止めていないことを疑おう。
というのも、データ分析はあくまで、
事実をありのまま受け止め、
事実に基づいてゴールから逆算し、
行動の精度を高めていくためのものであるからだ。
人間のバイアスや、統計不正や、粉飾がある場合や、
実力のないポジショントークや、事実を無視した組織都合が優先される場合、
それはデータ分析を使って嘘をついていることになる。
事実を捻じ曲げるとは、詐欺である。
どんな暴君だろうと事実を認めなければ、
あっさり不意打ちでやられてしまうことになる。
現代では不意打ちやゲリラ戦でやられることなどそう多くないものの、
分析で「天才」と評された人が、事実を無視して人心を掌握できず、
結果として不意打ちやゲリラ戦を額面通り素直にと認識できず、
戦争が泥沼化して政権が傾いたことが、過去に起こっていると覚えておこう。
現実解。
事実を無視して失敗するのは当たり前であり、
いくら数字を扱えても、ただのお遊びと化してしまう。
分析ばかりに気をとられてしまうと、そんな悲惨な状況が多発するので注意。
追記。
組織だと、特に群れてしまって事実をねじ曲げることも多々ある。
ここまで来ると、データ分析の話は組織論に行き着くまでが事実だ。
boxcox.net、遠藤武。