知識が貯まっていると、
ちょっとした物事に納得できる。
納得できなかったり不安になるのは、
単なる知識不足が原因だ。
心底不安を感じる状態とは、
「この先どうなっちゃうんだろう…」
というどっちつかずだ。
暗闇やお化けが怖いのも、
進路に不安を抱くのも、
仕事の進捗にモヤモヤするのも、
健康に不安を抱くのも、
「先が見えない=知識があいまい」だからである。
逆に言えば、
物事のスペックをバラし、
膨大な事例を的確に知って、
適切にあてはめていけば、
「まあそういうものだよね」
と一発で納得できる。
これはM&Aの「取引事例法」とか、
不動産鑑定の「取引事例比較法」と同様の、
データを当てはめる考え方だ。
現実解。
読書したり文芸に親しむのは、
目の前の物事について、
斧で叩っ斬ってバラせるようになるためだ。
(分析の語源は「斧で木をバラす」ことである。)
要は納得感とは、
自分でバラして読み取るからこそ、
不安やどっちつかずがなくなる、
超自発的な営みなんだよね。
boxcox.net、遠藤武。