どう小さく見積もっても、ビジネスは楽勝が基本であり、そうでないならやる意味がない。
これをわかっていないと、下請け零細で人生を終えてしまう。
逆に言うと「頑張ります」をいっさいゼロにし、
自分に勝ち目のあるゲームに持ち込むこと自体が、
ビジネスの基本ルールだと言って良い。
「頑張っているけれど全然勝てません…」というのは、
ストレートに言うと、競技も頑張りも全て間違っているから勝てないのだ。
頑張りたくなる気持ちは痛いほどわかるが、
勝てる競技ではないのにいくら頑張っても、
落ちぶれていく負のサイクルにハマるだけである。
これを避けるには、
負けたことは二度とやらず、土俵や前提を少しずつ自分に有利となるようズラすのだ。
営業が苦手なら、お客様に手を挙げてもらうようにするとか、
あるいはすでに勝っている人で「これは自分と似ていて真似しやすい!」という土俵や前提を、
ひたすら真似するのである。
要は、自分が勝ちやすいように道を舗装するのであり、
自分は得意なところだけに集中し、他は自分より得意な人に任せるのである。
そうやって楽勝できるポイントを見つけられれば、自ずと勝ててしまうのが、世の常だ。
現実解。
勝てないなら、勝てる場やつながりを用意してしまおう。
勝てないときは、全てが間違っていると疑っておこう。
トップのやる仕事は、勝てるようにハードルを下げることしかないのだから。
boxcox.net、遠藤武。