「〇〇で顧客が爆増します!」
「常識を疑え!」
このようなキャッチコピーが世の中に数多くある。
多くの人がいい加減うすうす気づいていると思うが、
キャッチコピーはあくまで断片から煽る行為でしかなく、
実力からは根本的にかけ離れた単なる自己紹介だと知っておこう。
本質的なキャッチコピーは、
同業が「これはヤバい…」と後ずさりや戦意喪失するレベルの実績や行動を伴うものであり、
その人の実力や本音を淡々と出し切ることと同じなのである。
肌感覚で言うと、世の中のキャッチコピーは99%以上が美辞麗句どまりで、
実力はおろか、出し切る土俵や座組みは無いに等しい。
ここだけの話、ある程度頭が回り、一定以上の実績がある人なら、
自分より経歴・学歴も実績も小粒の割に売れている人を、
TTP(=徹底的にパクる)することで、上位互換の市場が取れてしまう。
市場調査と商品・サービス創りのコツ。
SNSのBtoB向け広告で出てくるようなビジネスや商材の内容は、
amazonで本を検索すれば「別解」が出てきてしまう。
そもそも全ての創造物になんらかの元ネタがあり、
全ての論文になんらかの引用文献があるのと同じだ。
少し妄想できて、少し行動できる人であれば、
元ネタ(文献の引用・被引用や別解)からアタリをつけて、
自分に有利な形で、実力として体系化できてしまうのである。
単にキャッチコピーでうるさく煽るより、
そのように実力をつけて本音をポツリとささやくほうが、
はるかにあっさり勝ちやすくなるし、
負けるときも自分からあっさり負けることができる。
強引に勝とうとして負けるのは、一番嫌な負け方だ。
どうせ負けるなら堂々と負けたほうが成長できる。
負けを研究しつくしているからこそ、真逆を取れば勝てる。
だからこそ、勝てるようになってからも淡々と過ごせるのであって、
無理やり勝とうとせず、また勝ちすぎによる嫉妬を未然に防ぐこともでき、
本音と本質をえぐり出すことができるのである。
現実解。
「自分の土俵で横綱相撲を取れ!」と繰り返しているけれど、
その本質は勝ちも負けも自分で選べることにある。
現実解。
キャッチコピーより、実力が先。
とはいえ先にキャッチコピーで欲しい状況を得てから、
大急ぎで実力をつけるという発想も、もちろんあり。
辻褄が合えばそれでいいのだ。
追記。
ボケや失敗や誤答から、
世紀の大発見が生まれることなど、よくある。
boxcox.net、遠藤武。