独立していようといまいと仕事をする上で
「これは譲る」「これは譲らない」という価値判断が必ず伴う。
特に独立していたり、経営者だったりすると、
本来は譲ってはいけないところで譲ってしまったり、
本来はあっさり譲るべきところで意固地になってしまい、
虻蜂取らずという状況で自滅してしまう人は意外に少なくない。
このとき大切なのは、ちゃんと好き嫌いで選んでおくことだ。
価値観というのは、つまるところ好き嫌いのことであるである。
仕事というのは、好きな人とやると成功し、嫌いな人とやると失敗する。
価値観ひとつで、仕事は10倍にも100倍にもレバレッジが効く(あるいは削がれる)からだ。
現実解。
ちゃんと、譲る・譲らないの価値観をはっきりさせて、マッチする人とだけ関わろう。
人と関わる・関わらないという選択肢は、自分で選べる数少ない優秀な変数だ。
「バリューを出すことが大事!」という模範解答は聞き飽きるほど聞いているが、
「価値観を明確にし、好きな人と仕事をすることが大事!」という言葉が模範解答にならないのは、
それだけ嫌な相手とイヤイヤ仕事をする人があまりにも多いからなんだよね。
boxcox.net、遠藤武。