先回りして基準を決めておけば、即答で取捨選択できる。
具体的には、5秒以内で決断するのが目安だ。
これをやっていくと、「そういう人だよね」という評価が得られる。
例えば、仕事で誰とどのように関わるかについて、
「まずは肉食系のごとく食らいついていこう」
「こういう場面や発言があったら、自分から引き下がる・断るラインだな」
「引き下がる際も、とんでもないくらいあっさりして、真逆にスイッチを切り替えたかのように変わり身しよう」
というように定めておけば、あっさり後腐れなく過ごせる。
要は、期待の1%超えをしつつ、月光仮面の歌詞のように、
疾風のように現れて、疾風のように去り、
切り替えを極めて素早くしていくのだ。
アグレッシブでありながら、淡々として後腐れがないのであれば、
少なくとも、自他ともに「そういう人だよね」で済む。
それどころか、切り替えが早いと、どことなくユーモラスにさえ映る。
猛スピードの切り替えとは、ある種のボケ方であるためだ。
しつこさもねちっこさも、疾風のごとく過ごせば無縁だからこそ、
「そういう人だよね」がブランドになるのだ。
しつこくねちっこい状態だと、こちらも相手も面倒だものね。
そのぶん、自分に依怙贔屓してくれる人から、
さらにもうひといきだけ依怙贔屓してもらう形で、
疾風迅雷でgiveしあえばいい。
疾風迅雷のgiveがどうも重たく感じるのなら、
月光仮面の歌詞のように切り替えを素早くすればいい。
現実解。
ちょっとした工夫にすぎないが、
判断と行動が素早いという前提を作るだけで、
「そういう人だよね」とトリガーされ、
気楽に過ごすことができて、
気楽にチャンスが増えていくのなら、
それに勝る実力は、他にない。
追記。
特に、勝負をしかけたり、
狼煙を上げると腹決めしたとき、
この素早さが効いてくる。
最大の攻撃であり、最大の防御であり、
そして最大のボケ方なのだから、
「自分はそういう人である」
を念頭に堂々とやればいい。
boxcox.net、遠藤武。