行動に限界を感じたら、評論側に回るのも一つの手。

daily11 スモール分析。

ビジネスは必ず行動が伴うが、

単なる行動に限界を感じたところから成長を続ける人は、

何らかの形で評論側に回っている。

 

20年前に中小企業向けの知見でトップマーケッターと言われていた人は、

大企業に成長したユニコーン企業の手法について評論する側に転身した。

ここ10〜15年くらいにおいては、市場を選び抜いたハイパーグロースや、

M&Aによるパワープレーを通じた市場確保の成長が主となったため、

本来なら時代遅れで不利になってしまうという状況を、

評論ポジションを構築することを通じて逆手に取ったことになる。

「評論しているだけで、中身がないじゃないか!」

というありきたりな指摘が聞こえてきそうだが、大多数の人はグロースの当事者ではないため、そもそもやっかみに終わる。

これが出来るのは、小規模な成長に始まり、ハイパーグロースやM&Aによる市場構造を実際に捉えている当事者くらいであり、

実力がそのマーケッターに匹敵するかそもそも超えている……というスペックになってしまう。

 

現実解。

この横展開は、とても素晴らしい。

自分が圧勝できるポジションに絞って、さらに勝ちを重ねていくゆえに、

過去に囚われず、次々に変わっていける。

評論に回るというのは、水平思考であり、楽をするための苦労だ。

「苦労の先には何もない」とわかっている人しか取れない行動である。

苦労は最初から捨て、確実に勝てる要素だけに絞るのは、

実はとても潔い行動なんだよね。

 

追記。

垂直方向しかしていない人が勝てないのは、

勝てる要素に水平思考していないからだと気づいておこう。

まずは横綱相撲を取らなきゃ。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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詳細は上記リンクを参照
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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