だんだんと気づかれてきているが、転職市場の構造は以下の通りだ。
(1)グローバル企業(外資・日系問わない)
(2)日系大手企業(英語力不要)
(3)それ以外の企業(中堅・小規模問わず)
このうち、キャリアアップの転職や移籍があっさり可能なケースは、(1)ばかりに集中している。
一般に、転職回数が多いと次に移りづらいと言われているが、
グローバル企業のFP&AやCxOレベルのポジションだと、
「出過ぎた杭は打たれない」立場としてあまり関係がなくなってくる。
現にFP&AやCxOという重要ポジションを経験した一定レベル以上の人の経歴を見ればわかるが、
次のポジションにあっさり移ってしまう。
「転職は2〜3社までにして、大きな実績を出せ」と言っている戦略コンサルティングファーム出身の重鎮がいるが、
「スタッフレベルの仕事の転職先は2〜3社までにして、大きな実績を出せば、その先は重要ポジションを年を重ねても選び放題だ」
というのが実情なのである。
現実解。
これが有利なら、堂々と王道の転職をすればいい。
不利だとしてもそうしたいなら、堂々とユニークさを取って転職すればいい。
移った先やそのまた先で、自分の人生が少しでも強くなることが、転職市場の使いみちだ。
boxcox.net、遠藤武。