独立した際の「実力や実績の壁」を超えるために、サラリーマンの立場を使い倒す。

daily14 壁。

「独立します」「スタートアップ作ります」という人がわんさといる時代になった。

率直に申し上げると、独立してもアップサイド(急成長)もインパクト出しも商業執筆もできず終わる壁に、9割以上が悩まされる。

ここだけの話だが、この壁はサラリーマン時代の移籍や転職で超えることが可能だ。

 

明確に壁が存在しているのは、ウェブやSNSから目立ったケースだと、世間で思われているほど知見も経験もないためだ。

その理由はシンプルで、いきなり独立したゆえに、実力や実績がさほどでもなく、理解の解像度も低いためだ。

独立したいという心意気は悪くないから、ひとかどの立場になるため、逆に考えてみるのがポイントである。

 

移籍や転職が当たり前になって10〜20年は経つ。

サラリーマンなのかフリーランスなのか、いい意味でわからない実力者も数多く出てきた。

この環境を使い倒し、サラリーマン時代に有利な立場をつくればいいのだ。

急成長とインパクト作りの経験という一次情報をかき集めてしまえば、実力や実績の割にさほどでもないケースは、上位互換できる。

あちこちで人手不足であり、これは外資もメガベンチャーも例外ではない。

これは平たく言えば、成長する環境を好きに選べるということだ。

有利な土俵づくりのために、規模と権限が得られるサラリーマンの立場を、データベースや図書館のごとく使い倒すのである。

規模と権限のある実力と実績が得られれば、独立するときにも役に立つことは、強調してもしすぎることはない。

 

現実解。

「ゼロ立ち上げ、急成長、テクノロジーやデータや数学を使う分野、大規模組織の統括ポジション」

これら4つのうち、最低でも2つを事業会社(コンサルや金融のような支援型ではない企業)で経験しておきたい。

それだけで解像度の高い活躍ができる。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■
・書籍と連載記事の執筆
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