サービス立ち上げの狙い所は、「抜け落ち」の箇所。

daily15 審美眼。

2010年に船舶投資のデューデリジェンス事業を作って、

ヘドニック法(≒多変量解析による統計モデリング)と、

DCF法(≒財務モデリング)の2つから、サービスを立ち上げた。

 

1年経たずして、取り扱った船舶の時価総額は2千億円を超えた。

1隻あたりの価額は20〜40億円くらいが多数、ちらほら100〜200億円レベルもあった。

取り扱い金額が大きかったため、中身のわかるモデリングがとても重宝された。

 

事実ありのまま言ってしまうと、専門書や論文を探し出して読めれば、このようなサービスは作れる。

それだけ、世の中に「抜け落ち」が多いためだ。

 

ここを丁寧に泥臭く狙っていくのであり、泥臭さに美しさが出る。

 

もう今なら当たり前だろうけども、大学や大学院レベルでやっていることは、実務の基礎に直結する。

中身がわかると、中身を作れる。

数式がわかると、数式を作れる。

この両輪は、ドメイン知識をカバーできるゆえ強い。

大学入試の二次試験や一般入試で課せられる数学を経て合格していると恩恵を受けられるが、

ExcelやPythonやRを駆使してカバーすることまで求められる(試験の内容は重要だがそこで止まるのは味見どまり)。

何らかの形でロジックの操作を知っておき、

仕事で使う分野のロジックを数式で起こせる(引用文献あり)と、

知識をカタチにしやすくなる。

 

現実解。

サービスを立ち上げたいなら、実装のためのプログラミング・数学知識とドメイン知識が重要だが、

それは既存のサービスでは対応していない「抜け落ち」を作れるためだ。

これを探していくことで、入り口に立てる。

 

追記。

船舶投資の類似サービスはもうほかに複数あるから注意。

これはタイミングの産物でもあると覚えておくこと。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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