経歴がピカピカの優等生で、
事業のロジックも計画も理屈が正しいのに、
独立して全く歯がたたないケースがある。
これは、泥臭い「行動」の不足が原因だ。
いくら起業コンテストやピッチ大会で、
事業性や収益性や斬新さが評価されても、
「そのために実際どう行動したの?」
がなければ、文字通りその場から何も進まない。
起業や独立は、先に行動して、行動しながら考える競技種目なのだ。
思考は大事だが、行動という泥臭いデータがないなら、
いくら思考や検討や学習しても結果はゼロから進まないのである。
例外的に言うなら、
「これなら勝てそう!」という事業や取引の事例について、
思考していくことはとても重要だ。
いわゆる「TTP(徹底的にパクる)」とか「コバンザメ商法」である。
ただし、これは自分で取引事例を実行していく行動までがセットである。
結局は、行動と思考を同時並行していく泥臭い人だけが成長していくのだ。
現実解。
行動がない「無行動」と、行動が目標を無視した「無駄行動」をなくしていけば、問題の8〜9割はあっさり解決する。
あれこれ理屈をつけて行動できない人より、さっさと行動する「論より証拠」という行動が基本。
泥臭さに美しさを見出そう。
ボックスコックスネット、遠藤武。