「自力でやりとげる」という考え方は、
(1)完全に自力だけでやる
(2)自力をベースに他力を使う
の2つに分かれる。
往々にして多くの人が(1)を一生続けてしまい、
本来の本質である(2)に行き着けない。
まずこの事実を噛み締めることが必要だ。
究極的に、自力でできることなどたかが知れている。
プロが書いた本すらないなら、英単語も足し算引き算も学習できない。
独学とは、本質的には自分よりレベルが高く理解が深い人が、
考え方を噛み砕いてくれた本を複数読むことにある。
ロジックを飛躍させてしまうと、理解しようがない。
徹底して基礎を一歩ずつ順を追っていき、粗々から理解や記憶するだけなのである。
難しい本だけ読んでそれをやろうとするのは、時間の無駄だ。
現実解。
大学受験だろうと、難関資格試験だろうと、研究や実務だろうと、
あるいはビジネスだろうと、自力に見えて「勝ちパターン」を踏襲をする超基礎が先に来るのである。
追記。
直感に反して、あきれるほどの超基礎が重要になる。
公認会計士の試験対策(ないしそれにかかる実務や研究)の基礎は、日商簿記3級にあると、
早期に合格している人が異口同音に言うケースがこれだ。
ボックスコックスネット、遠藤武。