大学入学直後の1年生のとき、段落(パラグラフ)を書くことによる議論やプレゼンの方法から、
全体の構成(アウトライン)や、文献の調べ方、注の付け方、引用文献の付け方まで、ペーパー執筆の手法を叩き込まれた。
とてもシンプルだが奥が深かった。
講義の構成は、議論や演習を織り交ぜてあり、人文系・社会科学系・自然科学(理工)系問わず同様の構成だった。
理系文系問わず、大学のあらゆる講義が、この手法をそのまま横展開していたと記憶している。
これは海外トップ大学・大学院も同じだとほどなくして知った。
レポートや演習とは、論じることであり、科学として分析し反証していく(かつ反証を受け止める)ことを体現していたのだ。
現実解。
率直に申し上げると、私が仕事でやっていることはたったこれだけであり、実力や実績の根拠はとてもシンプルである。
これ以上の「作り手」スキルはなく、基礎習得も、応用やオリジナリティを出すことも、これに行き着く。
ボックスコックスネット、遠藤武。