政治語りも、サロンビジネスも、
フェイクニュースも、怪しい情報商材も、
古典的なやりがい搾取も、自分の市場がない。
これはマーケット感覚「だけ」に任せた、
市場の自滅でしかないためだ。
要は基礎がないケースなのだ。
これを放置すると、下の市場においやられる。
嫌なら、ちゃんと上に逃げよう。
SNSや動画で大騒ぎする炎上ビジネスが嫌なら、チャンネルを変えて上位互換すればいい。
ウェブすらいらないから、本を読むほうがそもそもお得かもしれない。
よっぽどひどい本や嫌いな本じゃなければ、大騒ぎに終わることはない。
ふと、楽器をやっていたときのことを思い出す。
音を飛ばすには「大騒ぎ」ではなく、
「響いて通る美声」のイメージを持つことが、
とても大事だと繰り返し叩き込まれた。
現実解。
ということは、知識や知見や空想を、
自分の言葉でしずしずと書いて響かせるほうが、
メンタルと知的好奇心への投資対効果がはるかに大きい。
答えはシンプルで、ちゃんと上に逃げるだけでいいのだ。
ボックスコックスネット、遠藤武。
(2018年5月31日執筆、2025年11月8日加筆公開)
