予測したい対象についてパターン化するために、知識や事例の積み重ねが必要だ。
それを起点に想像しつつ、シナリオの信頼度を上げていけばいい。
要は、精緻なモデリング(=模型作り)と同じ。
現実解。
予測のために必要な知識の積み重ねとは、社会学や心理学で説明できるかもしれないし、数学や物理学や化学や生物学や工学かもしれない。
文芸や映画や演劇や詩歌や漫画やアニメやゲームかもしれないし、あるいはそのどれにも当てはまらない体験かもしれない。
もっとシンプルに言うと、
「どんな法則が取り出せるか?(その限界は何か?)」
「そこからどんな教訓が出てくるか?」
「そもそも、前提を変えてしまう物事はないのか?」
「諸々を網羅した上で考えているか?」
「論理だけに頼って、情実を無視していないか?(その逆に、情にほだされていないか?)」
といった積み重ねが必要だ。
単なる知識や経験や成果や、表面的な肩書きだけでは、物事を予測できるとは限らない。
自分自身の知識と想像を練り込む過程が、自分自身をタフかつ柔軟にし、その上で予測を可能にするのである。
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遠藤武