複数回会っている他人に対して、口約束がろくに守れない人は、
自分に対する口約束のコミットなど、確実にできない。
これは、知らず知らずのうちに逃げ道を作っているからなんだよね。
現実解。
自分が口約束にコミットするためにも、
複数回会っていて口約束を守らない人とは、
即断即決で別れてしまえばいい。
1年くらい前、そのような経営者さんに対し、別れを告げる決断を下した。
話があちこちに行ったり来たりして具体的な結論が全く出ず、
時間というお金より貴重な資源をドブに捨てていると実感したからだ。
この決断の結果、お陰様で自分のビジネスは、明らかにプラスに突出している。
もし先方が、あまりにも忙しくて困り果てているという実情があるのなら、
こちらがcare giverとして思考と行動を重ねることには、十分に一理ある。
この件はそうではなく、
「あなたの能力を見込んでいる」
という言葉を、こちらに間接的に出すくらいの余裕はあった。
言ってしまえば、余裕を使ってやっていた内容とは、
出資者や親分の顔色を伺い続けることだけだったのである。
これは正直言って、上司がいないと何もできないサラリーマンと、何ら変わらない。
この程度では、他者の能力を見込むほどの器などどこにもないし、
そもそも信頼を自分から失う原因を作ってしまっては、人は絶対に付いてこない。
人がいなければ、ビジネスが回らないと気づいていないのである。
本当に「能力を見込んでいる」のなら、即断即決で直接的に行動するだけでいい。
そんなシンプルさこそ、物事にコミットして信頼を得る原理原則なんだよね。
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遠藤武