仮想敵を作って煽るのは、
マーケティングやプロモの基本だ。
だからこそこちらが煽られないように、
事実をかき集めて、
事実を素直に認めるのである。
言ってしまえば、
事実をかき集めるというのは、
究極のデータドリブンだ。
データを読めるのであれば、
例えば、SNSの広告元の企業や経営者の経歴を元に、
そもそも何を考えているか、
実力がどれくらい足りている(足りていない)かの洞察を出せる。
安っぽい煽りプロモを仕掛ける側も、
そんなプロモに煽られて騙される側も、
「情報にはすべて意図がある」だけでなく、
「情報は、見る人によって全部わかってしまい、それは模範解答集めでカバーできる」
というちょっとした事実に気付けていない。
率直に言って、事実に気づけない時点で、実力は中途半端だ。
この事実に気付ければ、
実はビジネスの市場参加者のレベルは、
決して高くないとわかる。
チャンスを掴むとは、仮想敵との実力差を明確に定義して行動することだ。
たったそれだけのひと手間で、
単に市場調査や競合調査をするだけでなく、
相手のカバーできない自分だけの強みを出せる。
要は、目の前のすべてが大チャンスになるということだ。
boxcox.net、遠藤武。