公共投資の本質。New

三行世界。

公共投資とは、人格を問わずにお金を投下することであり、いい意味でのっぺらぼうにしておく素晴らしい手法だ。

土木が担う橋梁や道路も、公的医療も、老若男女や貧困層から中間層まで問わず使うゆえ人格を消さねばならない。

仮に、人格ないし外見の美醜で好き嫌いが生じ、投資の意思決定がブレると、公共投資が回らず治安と経済が悪化し文化と科学が衰退する。

 

現実解。

民間企業はお客様を選んでいいけど、公共投資のお客様は国や地域の全体である。

大学の教育行政学の講義で、のちにその学会のトップに立つ教授が「公教育は全国共通の定食であり最低限の内容充実を保障せねばならない」と繰り返し教えてくれたが、

これは公教育が公共投資という底上げ策であるためだ。

 

追記。

土木や農業や医療・福祉や教育に公費負担があるのは、命や生活に関わるからである。

ゆえにビジネスと公共投資は、線引きしておく必要がある。

 

追記の追記。

ただしこれらに該当しない「ビジネス向けの補助金や助成金」は、たとえば「富裕層向けビジネス」といった人格・ペルソナのある分野を立ち上げる場合、まず距離を取っておくこと。

ビジネスに真っ先にこれが入ってくると、その主語から本業の強みという人格が消え失せ、のっぺらぼうの公共投資になってしまう。

非常事態でやむにやまれず用いるのはもちろん別だが、通常から強みや良さが消えてしまう愚は、何がなんでも避けておこう。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・社長向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています。

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて「仕組み化とデータ分析」の見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています。
(2025年2月に60回を超え、同誌における単独連載回数の記録を更新中)

・中央経済社より、今夏に書籍発売を予定しています。

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