いくら努力に頼ろうとも、作法や前提や方向性が間違っていたら全てが無駄な努力である。
仮にゼロから努力をするならば、まず、
・作法や立ち居振る舞いや基礎知識を徹底して身につける
・自由と懐疑心とジョークを言う余裕を保ち続ける
この二点に尽きる。
これらを欠いてしまうとどうなるか?
必死で無駄な努力ばかりしてしまうんだよね。
まず、作法や基礎知識がなければ、ナメられてしまう。
本人にそんなつもりがなくても「ああ、この人は残念な人だ…」と印象付けてハイおしまい、という具合に。
この「そんなつもりがない」という無意識が曲者だ。
圧倒的多数の人は無意識に残念な発言を繰り返し、同じく圧倒的多数の人は、無意識のうちに「ああ、この人は残念な人だな」というストレートな印象で終わる。
こういった悪循環のもとで行動することが、無駄な努力の根源だ。
逆から言えば「準備し、知識を仕入れ、残念な状況をあらかじめ避ける」ことに努力のリソースを割けばいいのだけどね。
どこかでこの準備をしてこなかった人は、理路整然と剽窃したり、ロジカルなフリをしてデータが不完全なことを隠してしまう発言を繰り返したり、コンプレックスで倫理観や知性が欠落していたりする。
中身がないどころか、相手にするための労力が無駄な努力だよね。