「選択肢」の扱い方

daily0 本音たち。

物事の成果とは、選択肢の集合である。

選択肢を自分で腹落ちして選ぶには、出来るだけ「好きなもの」に囲まれて、攻守どちらも好きなもので固めるといい。
ここで言う選択肢は、ゼロかイチの変数を明確に選ぶことかもしれないし、大雑把な推定に基づいて少しずつ具体的な道筋を描くことかもしれない。
あるいは、全く見えていなかった偶然の産物による「巻き込まれ選択肢」かもしれない。
これらの場面でどんな道を選ぶかは、あなたが何をイメージしているかによって、大きく異なってくる。

「苦しくても楽しくても、それはあなたの決めた選択によるものだ」と言われたとしよう。

この本質は「あなたが普段からイメージしているものがもたらした結末」ということだ。
面白いものをイメージする人なら、コメディ映画・舞台や落語やジョークで埋め尽くされているだろう。
つらいものをイメージする人なら、愚痴や陰鬱な言葉や、ジョークすら通じない感性に埋もれているだろう。
知的なものをイメージする人なら、少なくとも人文科学・自然科学・社会科学のいずれか埋め尽くされているだろう。
イメージには、プラスであれマイナスであれ、行動や思考の材料が寄せ集まってしまうのだ。
 
これは心理学で言うところの防衛機制に関わりうる内容だろう。心のダメージ回避は、否定しても全然意味がない。
 
 
つまるところ、選択肢なんて、
「失敗したけどあの選択肢でよかった…かも?」
「ぐちぐち言ってるけど、実はぐちぐち言うことを文章化したらスッキリした」
「スッキリしたときに書いた文章が売れた」
「むしろあの失敗は大成功への入り口だった」
というような流れの導入にしちゃえばいい。

せめて、防衛機制を味方につけるために、少しでも好きなことばっかりやったほうがお得だ。
そうすれば、うだうだ悩むことが、ある種のストレッチのように過ごせる。頭の整体を受けたかのように。
受動的に思っていたやむを得ない選択肢が、ほんの少しでも能動的に感じられたら、その選択肢は自己肯定の入り口なんだよね。
遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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