「何分にも確実な観察の資料がないから何らの尤もらしい推定さえ下すことも出来ない」
ことを避け、思考のために知識を集めると考えれば、
そのとき知識は立派な材料です。
ここから転じて、
「たとえ不確実でも資料を観察」するために、知識の入口となったレーベルやソースを
(少しずつ)追加・整頓して並べています。
わからないので調べてみたという知的好奇心の入口が、知識の入口です。
私が諸々で「知識」と言うときは、
以下(とその延長)で手に入るソースに込められた知識を示しています。
もし「あの出版社・レーベルがない」「プログラミングがない」「書式が適当だ」
と感じるとしたら、
これは入口の書きなぐりであるために、意図的に外したものか、
単にカバーしきれていないというだけです。
そのような現状をひっくるめて、
「不確実でも資料(と知識とロジック)を観察」
していくといいよ、というスタンスです。
岩波文庫(古典の邦訳全般)
ちくま学芸文庫(人文科学・自然科学/数学・社会科学問わず)
講談社学術文庫(人文科学・社会科学全般。絶版本にも良書あり)
日経文庫(ビジネス全般)
有斐閣アルマ(読みやすい人文科学・社会科学分野の学術書)
講談社ブルーバックス(自然科学/数学全般をカバーする新書。小学生からでも読める)
まんがで読破シリーズ(古典から小説から哲学書まで色々)
講談社まんが学術文庫(2018年4月に始まった新レーベル。哲学・宗教メイン)
GeoGebra(数学で遊ぶ)
まずは、頭が欲していて、
体験しやすそうなところから攻めていくことが定石です。
上記で明らかに足りない要素は、
「大まかな歴史の流れがわからない、日本地図と世界地図がわからない、加減乗除すら苦手」
「だけど、どうにかしてもっと知見を広げたい」
という方に向けた、入口への向かい方です。
これは別途どこかでカバーしようと思います。
がんばって読もうとして、がんばって書こうとして、
がんばって質をあげようとして、二度とやりたくないと思って頓挫するよりも、
未完成でも調べ上げて、誤読しようともこうやってリリースしてしまったほうがいいでしょう。
(あとで直すことも、忘れずに。)
さっさと読んで行動して、出来ることを少しずつ増やしていったほうがいいでしょう。
たとえ少しずつでも、
質の高い知識をインプットして、懐疑しつつロジックに転化してこそ、
アウトプットに転化していけるんだよね。