ウェブが無い昔に流行りを作っていたマスメディアがある
誰でも作れるウェブメディアは、この個人化に過ぎない。
この一番の特徴は、
「品質が高いと言えないものが多い」
という点に尽きる。
小作り感や、物珍しさや、声の大きさや口先だけで有名になることもあるけれど、
「品質が高くない」という点は、後発組がいくらでも上書きが可能な点である。
アウトプットとインプットの量のバランスと、
アウトプットとインプットの質の極端さや網羅性で、
質を上げることが出来るためだ。
個人メディアの主流と言える、
ただひたすら本音を吐露したり、変なことをやったり、
年齢が一桁だったり、年齢がもうすぐ100歳だったりと、
そんな目立つ要素や「新しい生き方」のアウトプットがあるだけで、
極端な話、コンテンツとしての集客力は勝手に上がる。
いっぽう、このようなメディアは新聞やテレビ・ラジオ番組や雑誌と同じで、
一般的な物事についての網羅性や基礎力は全く足りていない。
特に学術的な話になると、全くのお手上げだったり、
個人メディアを騙った、実態は営業やマーケティングという、
昔から非常に嫌われる勧誘の手口と同じケースも後を絶たない。
「自分には何もない」
そう思いながらも、質の高いインプットを経てきている人は少なくない。
アウトプットだけの目立つ人と伍するチャンスが、
実は溢れるほど眠っているんだよね。