猫騙しやグレーゾーンは、どこかで必ずバレる。

daily11 スモール分析。

動画配信者やアフィリエイターは、営業や広報の素人代理店だとバレ切った。

「投資しろ」「起業しろ」は、金融機関やVCのマーケティングだとバレ切った。

戦略分野であろうと、コンサルティング業界は高級人材派遣会社と化したとバレ切った。

どれもこれも、猫騙しやグレーゾーンを乱用したことが祟っている。

そもそも、乱用する時点で、

簡単なことを複雑に言い散らかして煙に巻いており、

関係者を舐めているのだが。

 

例えば、配信者やアフィリエイター。

配信や記事にお金が入るのは、あくまで広告料収入や、

暇つぶしの投げ銭であり、出演者や執筆者の実力とは一切無関係である。

この点をプラットフォームが騙し騙し進めていることに、気づいておこう。

たった一度でも、商業コンテンツを作る側に回ればわかることだが、

新聞であっても雑誌であっても、そこに名前が出るとか、

そこに知見が載るというのは、まずは実力ありきであり、プロの編集がつく。

広告収入や投げ銭ではなく、その商業コンテンツのパワーと権威に依拠するためだ。

(単に知名度があるだけで出られる商業コンテンツもあるが、それは広報目的が優先される誌面のため、いったん除外しておこう。)

ちゃんと専門性や実力があるから依頼が来るフィールドの場合、

当然ながら、いくら知名度があっても素人は門前払いであり、

当然ながら、見え透いた自作自演マーケティングは許されず、

当然ながら、いくら激務をこなしても実力とは無関係である。

まずはこの事実を、しっかりと感覚レベルで腹落ちしておく必要がある。

 

その上で、

明らかに猫騙しやグレーゾーンを悪用し、

暴利を貪っている人や組織からは、

確実に離れておくことを強くおすすめする。

グレーゾーンは新たな物事を創り出す大チャンスだが、

無知蒙昧に乱用すると、必ずしっぺ返しを喰らい、

無知蒙昧に加担すると、実力が下がっていくだけだからだ。

SNSで群れる自称有名人や動画配信者らが仲間割れをしたり、

なけなしのお金を金融商品や情報商材で強引に吸い取っていったり、

せっかく毛並みがいい組織が契約を取るために嘘をついて信用を失ったりと、

どれもこれも簡単なことを複雑に言い散らかして自滅している。

そうなっていくと、立ち居振る舞いが堕落していくのだ。

口先の説明だけがうまくなり、肝心の実力がつかなくなるためだ。

 

これは、もともと頭が良くない分野や組織の堕落など普通のことだが、

「え!毛並みのいいあの業界のあの組織がなぜ…」

というケースもあり、注意が必要である。

ポジショニングが良くない状態で、

猫騙ししてでも売上ノルマを取る場合、

いかに毛並みがよくピカピカでも、

だんだんと根腐れを起こしていく。

もし猫騙しが偶然か何かだった場合でも、

どこかで天井を迎え「バレ切った」に喰われて消える。

これが既定のルートである。

 

現実解。

猫騙しに、逃げない。

グレーゾーンは、知性で昇華し切る。

それだけシンプルなのが、実力の向上だ。

シンプルな物事を複雑に見せかけたり、

「難しい」「ハードワーク」で煙に巻いたり、

ピカピカの美辞麗句で過度に塗り固めたりする時点で、

何かを隠していたり、無理していたりする可能性が極めて高い。

 

追記。

難しい仕事があるのではない。

仕事が「難しい」と言い切ることで、得をする人がいるだけだ。

これは、典型的な猫騙しやグレーゾーンの方法だと覚えておこう。

特にサラリーマンの仕事には、明確な仕組みが用意されている。

単なる知識不足や、単に頭が悪く適性がない場合はさておき、

どんな企業だろうと職位だろうと、本当に難しい仕事などない。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

↑↑↑
詳細は上記リンクを参照
↑↑↑

■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

boxcox.netを講読する
タイトルとURLをコピーしました