堂々巡りしている人は、どこかで無意識に物事を責任転嫁している。
「こんなはずではなかった。」「何故自分がこんな状態に追いやられるのか。」
このような負の理由付けで、行動したくても自分から行動を恐れ続ける「ひっかかりルーチン」が声なき声として見え隠れするなら、その部分を特に注意深く見つめよう。
現実解。
どれだけ理不尽な出来事だろうと、問題の根本的な解決とは、自分で主体的に考えて動くか、時間の経過に任せて氷解させる以外にない。
前向きに言い換えると、自分で解決する権利もあるし、時間の経過に任せる権利もあるというだけだ。
物事を責任転嫁して堂々巡りしている状況には、客観的に見れば善も悪もない。
心が自分を守ろうとしている(防衛機制)という、ごく当たり前の現象に過ぎないと理解すればいい。
いちいち理由付けや納得を求めず、胸がスッとなるような物事を狙って挑戦する。
理詰めでなく、気持ちのチカラに頼る形で、責任転嫁を自己決定で上書きしてしまおう。
..遠藤武