価値を広く届けたいなら、まず万人受けすることをやめよう。
いきなり万人受けを狙うのは、お金や資産の殴り合いになってしまい、不毛だ。
店舗数が日本全国で500軒を超えてくると、全国ネットのテレビCMと、地域ローカル局のCMにお金を払う広報が必要になる。
そのレベルになると万人受けするが、その分だけ商品開発や広告に莫大なお金がかかってしまうのだ。
CMの枠を3ヶ月確保するだけで、億単位のお金がかかる。
これが万人受けの実態である。
この規模感にピンと来ないなら、万人受けなど狙ってはいけないのだ。
では、規模が小さいときに価値を広げる方法は無いのだろうか。
ちゃんと道筋はある。
とてもシンプルだ。
「自分や自社にしかできないことを軸に、価値を尖らせ、ターゲットをニッチに絞る」のだ。
要は、万人受けする物事の弱点を突き、不満や不安を解消させていくのである。
自分とお客様の本音をベースに、「誰のどんな悩みを解決するか?」を明確にして、「欲しい!」を丁寧に捕まえるのである。
一次情報で言うと、BtoCかBtoBかを問わず「もみほぐし60分2980円」のような看板を掲げてもいい。
(巷でみかける「〇〇歯科 インプラント △△駅前」と院長の顔写真の看板もこれ全くと同じだ。)
これくらいシンプルに尖らせると、言い逃れがせきないくらいターゲットが絞られ、わかりやすくなる。
「もみほぐし看板」は、成長した軌跡を、全社の数字とヒトの流れをベースに一次情報として把握する機会があったが、
徹底してわかりやすく尖らせ、その結果として「それだったらやってみたい!」となり、ゼロから6〜7年で年売上高200億円レベルに達した。
これはBtoBでも同じことであり、あるいは大企業向けのパイプライン営業でも本筋は変わらない。
現実解。
なまくらで常識的な説明よりも、見た人に刺さりやすい尖り方のほうが、刺さるのだ。
万人受けを回避したほうが、かえって万人に広がると言ってもいい。
ボックスコックスネット、遠藤武。
