先入観があると、それだけで徹底的に検証なしに決めつけてしまう。
ここで言う先入観とは「そうに違いない」という結論だけで埋め尽くされてしまう状態だ。
これをどう回避していくかが、成長への第一歩である。
現実解。
先入観は、特定の職業を「この分野一筋、苦節何十年」で続けている人に起こりやすい。
専門職や経営者にありがちであるが、もちろんサラリーマンにも多発している。
これは「経験則の勝ちパターンを引きずる状態が祟っている」と一言で表せる。
「未来を予測する最良の方法は、未来を発明してしまうことだ」と述べたアラン・ケイも、
「成功は最低の教師だ。未来の案内役としても当てにならない」と述べたビル・ゲイツも、
どちらもIT業界の最先端を黎明期から支えている。
試行と思考と行動を素早く繰り返すことが、先を行くには重要である
残念ながら、IT業界でもこれを理解している人はそう多くない。
面白いことに(?)試行と思考をしないまま、上意下達や小さい範囲の思い込みで過ごす人が大多数なのである。
先入観で動くことを回避するには、そのような事実と向き合うことから始めてみるだけでいい。
意外と気楽に入り口に立てると気付けるんだよね。
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遠藤武