継続的に成長するために、
本音を丸出しにして、
目線を上げるための手段がビジョンだ。
ミッションもこれと同じと言っていい。
細かく優等生のように定義することは幾らでもできるが、
本音がそこにないなら、
全て後付けでしかない。
まずは等身大の本音を丸出しにしないと、
ビジョンもへったくれもないんだよね。
例えば「世界平和」をビジョンに据えておきながら、
ろくに売上が立たないとか、
売上が立っていても私利私欲だらけという、
「これウソじゃん!」というビジョンは多々ある。
この理由はシンプルで、
そもそもウソをついているのだ。
美辞麗句を並べて売上が立たないのは、
素直に事実から学ぶことをサボっているだけだ。
美辞麗句で売上を立てているギラギラ野郎は、
素直に事実から学ぶことをサボる人を騙しているだけだ。
「ビジョンなどいらない」と気づいた経営者が、
ここ5年くらい増えてきている印象がある。
ビジョンをいちいち自分語りしないといけない時点で、
そもそも事実を直視しておらず、
ビジョンなど絵に描いた餅というのが事実だ。
ビジョンで人を騙すケバケバしいギラつき野郎が多く、
ビジョンをやたらと強調するのもカッコ悪くなってきたのだろう。
逆に言うと、
等身大の切実な本音からビジョンを持つ人は、
そうとう手強い人だと言える。
いちいちビジョンを言わずとも、
あちこちからビジョンがにじみ出る人は、
自分の事実に立脚しており、
本当の意味で自立しているから、
それだけで強い。
そう気づいてから、自分のビジョンは「安眠」だ。
迷ったら、ビジョンは本音で短く、等身大にする。
最初は等身大は少しカッコ悪いと思ったけど、
ひたすら読書して眠りこけて、
古代から未来まで空想してアウトプットするには、
安眠こそ究極の解決策だ。
眠らないなら夢も見られない。
そう気づいてからは、
等身大の本音がビジョンのすべてだと心底思い知った。
ビジョン=幻なのだから、
ボケ役のごとく深掘りするくらいじゃなくちゃね。
boxcox.net、遠藤武。