複数の雑務や雑用を掛け算すると、事務になる。
複数の事務を掛け算すると、業務になる。
複数の業務を掛け算すると、事業や企業になる。
(更に時流と理念を掛け算すると、強い事業や企業になる。)
ビジネスとは、解きほぐせば、
雑務や雑用が噛み合った集合体だ。
何かが上手くいかないとしたら、
まず雑務をおざなりにしている可能性を疑う。
要はちょっとした当たり前のことが、
うまく噛み合っていないのだ。
例えば、
下請け気質から脱却できていないとか、
関わるべき人と関われていないとか、
本来切るべき関係が切れていないとか、
これらは全て、行動と言葉にそのまま本音出る。
要は、場を司る経営者さんが、
行動と言葉を変えていないからそうなるのだ。
「雑務なんかやってもどうしようもない…」
お気持ちはもっともだし、
雑務は無くしていくのが基本だ。
しかし、人間が人間として生きる以上、
コミュニケーションを取る上で、
雑務から逃げられないのも事実だ。
ちょっとした挨拶からメモ書きや言動やお礼状から、
果ては誰と関わる/関わらないかという時間の使い方まで、
雑務と侮っていると、
そこかしこに粗が目立ってくる。
トップをひた走る人ほど、
このような雑務に注意深く対処しており。
極めて丁寧だ。
雑務の組み合わせで、
企業が事業を走らせているのだから、
実はすごく自然で当然のことなんだけれども。
現実解。
雑務こそ雑にせず、実務のひとつと思い切ろう。
大多数が適当だからこそ、その場でプラスに目立てる。
boxcox.net、遠藤武。