雑務の掛け算。

daily9 大前提。

複数の雑務や雑用を掛け算すると、事務になる。

複数の事務を掛け算すると、業務になる。

複数の業務を掛け算すると、事業や企業になる。

(更に時流と理念を掛け算すると、強い事業や企業になる。)

 

ビジネスとは、解きほぐせば、

雑務や雑用が噛み合った集合体だ。

何かが上手くいかないとしたら、

まず雑務をおざなりにしている可能性を疑う。

要はちょっとした当たり前のことが、

うまく噛み合っていないのだ。

 

例えば、

下請け気質から脱却できていないとか、

関わるべき人と関われていないとか、

本来切るべき関係が切れていないとか、

これらは全て、行動と言葉にそのまま本音出る。

要は、場を司る経営者さんが、

行動と言葉を変えていないからそうなるのだ。

「雑務なんかやってもどうしようもない…」

お気持ちはもっともだし、

雑務は無くしていくのが基本だ。

しかし、人間が人間として生きる以上、

コミュニケーションを取る上で、

雑務から逃げられないのも事実だ。

ちょっとした挨拶からメモ書きや言動やお礼状から、

果ては誰と関わる/関わらないかという時間の使い方まで、

雑務と侮っていると、

そこかしこに粗が目立ってくる。

トップをひた走る人ほど、

このような雑務に注意深く対処しており。

極めて丁寧だ。

雑務の組み合わせで、

企業が事業を走らせているのだから、

実はすごく自然で当然のことなんだけれども。

 

現実解。

雑務こそ雑にせず、実務のひとつと思い切ろう。

大多数が適当だからこそ、その場でプラスに目立てる。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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