世襲。

daily0 本音たち。

世襲や生まれという要素は、実のところ才能のひとつだ。
もし適切に教育されれば、という条件付きだけども。

一次情報から言ってしまうと、
世襲や生まれの背景という強さは、
「これくらい出来て当たり前でしょ?」
という怖いもの知らずっぷりが植え付けられる点にある。

生の入り口で、親や家庭環境から生まれ持たされた、
このふてぶてしさは、最初からメンタルブロックを排除してくれているのだ。

ただし、このような背景があるにもかかわらず、
周囲や世間に半端に流されてしまったり、
素行不良が治らない状態だと、真っ逆さまである。

「これくらい出来て当たり前」という視点は、
周りから持たせてもらっている成功体験の前借りであって、
この借りを返さないままでいると、その人は借り物人生一直線だ。

「あの人、生まれが良くて上手く行っているけども、どこか中途半端だよね」
そう感じる人は、この両極端を把握できておらず、
借り物一直線コースを走っているだけに過ぎないんだよね。

流されずにいるには、常識を徹底的に疑いつつも、
常識をしたたかに活用する、そんな両極端なバランス感覚が大事だ。

この要素は、単に世襲や生まれという背景だけでは勝ち得ない。

「自分には、生まれも背景も何もない」
もしそう感じるなら、本から「これくらい出来て当たり前」を注入してもらえばいい。
世襲や生まれの背景など、入り口は借り物なのだから、どのみち同じことだ。

もう一度だけ。

この入り口と同時に、常識を徹底的に疑いつつも、常識をしたたかに活用する、
そんな両極端から作るバランス感覚を、お忘れなく。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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