矛盾している物事を見ると、つい「おかしい」と反論したり、
自分の矛盾を、言い訳の材料にしてしまう人は少なくない。
矛盾を額面通り捉えるより、自分だけの最適解を探る材料にすればいい。
この意味。
矛盾は、自分だけの解答を作るための最大の材料だ。
「おかしい」と考えてしまうのは退屈だし、
そもそも言い訳に使うのはもったいない。
嫌なことを無理やり続ける必要など一切ないけれど、
あえてどこかで一度だけ経験や考慮をしておく。
食わず嫌いやおっかなびっくりより、勇気が出せる。
継続することと、ピボット(転換)することは、
相反するようで、実は相補的な意思決定に過ぎない。
選択肢を自分で狭める必要も、広げすぎる必要もない。
論理で材料を集めて、論理で仕組みをざっくり作って、
その先にある評価や意思決定は感情で下せばいい。
そのほうが、感情にも論理にも納得しやすくなる。
意味や価値のある物事ばかりに囚われると、
不条理で無意味な場面で、面食らって余裕がなくなる。
一つ一つ考える余裕が、ほどよくあるうちはいいが、
時間と知識ばかり積み重ねると、かえって退屈になる。
矛盾に会えたら、飛んではねて実験してみて、
結果的に最適解を書き出していけばいいんだよね。
..遠藤武