経営 その97 〜 矛盾。

daily1 商い。

矛盾している物事を見ると、つい「おかしい」と反論したり、
自分の矛盾を、言い訳の材料にしてしまう人は少なくない。
矛盾を額面通り捉えるより、自分だけの最適解を探る材料にすればいい。

この意味。
矛盾は、自分だけの解答を作るための最大の材料だ。
「おかしい」と考えてしまうのは退屈だし、
そもそも言い訳に使うのはもったいない。

嫌なことを無理やり続ける必要など一切ないけれど、
あえてどこかで一度だけ経験や考慮をしておく。
食わず嫌いやおっかなびっくりより、勇気が出せる。

継続することと、ピボット(転換)することは、
相反するようで、実は相補的な意思決定に過ぎない。
選択肢を自分で狭める必要も、広げすぎる必要もない。

論理で材料を集めて、論理で仕組みをざっくり作って、
その先にある評価や意思決定は感情で下せばいい。
そのほうが、感情にも論理にも納得しやすくなる。

意味や価値のある物事ばかりに囚われると、
不条理で無意味な場面で、面食らって余裕がなくなる。

一つ一つ考える余裕が、ほどよくあるうちはいいが、
時間と知識ばかり積み重ねると、かえって退屈になる。

矛盾に会えたら、飛んではねて実験してみて、
結果的に最適解を書き出していけばいいんだよね。

..遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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