プランに逃げる。

daily10 お金と実力。

VUCAと呼ばれる時代、

絵空事だとしても、大ホラ吹きだと言われても、

脳裏に嫌なことがあったら、

まずはプランに逃げてみるといい。

プランすること自体に、

「こんなこと出来るの?」

と感じても、全く問題ない。

論点は、前もって言い切ることだ。

ストレートに「前倒し」だと断言してもいい。

 

例えば、何となく温泉に行きたいと思ったとしよう。

近場の温泉を調べて、雑でもいいので、

温泉旅行をプランしてみるといい。

もし興が乗ったら、

そのまま日帰りで温泉に行ってきてしまえばいい。

もし忙しさが勝るなら、

思い切って休みを取って温泉に直行してしまっていい。

もしどうしても時間を取れないなら、

時間を取るために何をすればいいかをプランすればいい。

忙しいサラリーマンなら、前もって、有給休暇を取る計画を立てる。

忙しい経営者なら、思い切って、自分の仕事を割り振ってしまう。

もし何らかの理由で、

仮に温泉旅行に行けずとも、

素直な願望を言葉と行動に移して、

楽しさを脳裏に焼き付けることが出来る。

そこからまた再プランして、

別なルートを作ってしまえばいい。

雑でも構わない。

楽しさが脳裏に焼き付いたところから、

次のアクションが作れれば、

それは一点の曇りなく正しい。

雑に決めた物事について、

少しずつ精度を上げていく。

プランはそのための発車台にすぎない。

自分の本心をごまかして攻撃的になったり、

そのせいで精度を下げてしまうより、

そして群れてごまかしてニセの目標を立てるより、

桁違いに楽しくアウトプットができる。

ごまかしとは、逃げるのではなく、

しがらみをその場に遺しているから、

とっても退屈なんだよね。

 

そうではなく、

プランを鍛えるために、

ありのままの事実に基づいて、

ありのままの事実から学び、

ありのままの事実を良く楽しくしていく。

知識回収と行動は、その手段でしかない。

単に勉強しているだけでも、

単に行動しているだけでも、

それはそれで楽しいが、

片一方だけに絞ってしまったり、

手段が目的になってしまうと、

一発で退屈になってしまう。

 

ハマれる知識を回収して集めて、

行動の楽しさを脳裏に焼き付けて、

そこからハマれる物事を増やしていけばいい。

直接的にハマれない物事でも、

チームを組んで一緒に動く人が、

「これはこういう理由で面白いんだよ!」

と言ってくれれば十分である。

 

ここまではスキルの話。

お金がかかわる話に持ち込もう。

丁寧に予定と事実を比較していけば、

それは「予実管理」という,

付加価値が高く立派な仕事だ。

仕事の上でプランすることは、

経営企画であっても、

営業企画であっても、

大規模システム開発であっても、

仕組みは全く共通している。

 

お互いが得意技に絞ってアイディアを出し合えば、

「この楽しさ、どうやって実行しよう?」

と、次の動きを前向きに作れてしまう。

このように、

事実に基づいて楽しく動いてしまえば、

気持ちの上の絵空事や大ホラ吹きという視点は、

事実に切り替わった過去の予定として、

どこかへ消えてしまう程度のものでしかない。

 

現実解。

楽しいプランに逃げて、

前向きに事実を見て、

前向きに予実管理したほうが、

例外なく人生が楽しくなる。

大多数にとって先が読めないからこそ、

失敗も必修科目として組み込んで、

大きく想像してホラを吹く方が大事。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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詳細は上記リンクを参照
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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