VUCAと呼ばれる時代、
絵空事だとしても、大ホラ吹きだと言われても、
脳裏に嫌なことがあったら、
まずはプランに逃げてみるといい。
プランすること自体に、
「こんなこと出来るの?」
と感じても、全く問題ない。
論点は、前もって言い切ることだ。
ストレートに「前倒し」だと断言してもいい。
例えば、何となく温泉に行きたいと思ったとしよう。
近場の温泉を調べて、雑でもいいので、
温泉旅行をプランしてみるといい。
もし興が乗ったら、
そのまま日帰りで温泉に行ってきてしまえばいい。
もし忙しさが勝るなら、
思い切って休みを取って温泉に直行してしまっていい。
もしどうしても時間を取れないなら、
時間を取るために何をすればいいかをプランすればいい。
忙しいサラリーマンなら、前もって、有給休暇を取る計画を立てる。
忙しい経営者なら、思い切って、自分の仕事を割り振ってしまう。
もし何らかの理由で、
仮に温泉旅行に行けずとも、
素直な願望を言葉と行動に移して、
楽しさを脳裏に焼き付けることが出来る。
そこからまた再プランして、
別なルートを作ってしまえばいい。
雑でも構わない。
楽しさが脳裏に焼き付いたところから、
次のアクションが作れれば、
それは一点の曇りなく正しい。
雑に決めた物事について、
少しずつ精度を上げていく。
プランはそのための発車台にすぎない。
自分の本心をごまかして攻撃的になったり、
そのせいで精度を下げてしまうより、
そして群れてごまかしてニセの目標を立てるより、
桁違いに楽しくアウトプットができる。
ごまかしとは、逃げるのではなく、
しがらみをその場に遺しているから、
とっても退屈なんだよね。
そうではなく、
プランを鍛えるために、
ありのままの事実に基づいて、
ありのままの事実から学び、
ありのままの事実を良く楽しくしていく。
知識回収と行動は、その手段でしかない。
単に勉強しているだけでも、
単に行動しているだけでも、
それはそれで楽しいが、
片一方だけに絞ってしまったり、
手段が目的になってしまうと、
一発で退屈になってしまう。
ハマれる知識を回収して集めて、
行動の楽しさを脳裏に焼き付けて、
そこからハマれる物事を増やしていけばいい。
直接的にハマれない物事でも、
チームを組んで一緒に動く人が、
「これはこういう理由で面白いんだよ!」
と言ってくれれば十分である。
ここまではスキルの話。
お金がかかわる話に持ち込もう。
丁寧に予定と事実を比較していけば、
それは「予実管理」という,
付加価値が高く立派な仕事だ。
仕事の上でプランすることは、
経営企画であっても、
営業企画であっても、
大規模システム開発であっても、
仕組みは全く共通している。
お互いが得意技に絞ってアイディアを出し合えば、
「この楽しさ、どうやって実行しよう?」
と、次の動きを前向きに作れてしまう。
このように、
事実に基づいて楽しく動いてしまえば、
気持ちの上の絵空事や大ホラ吹きという視点は、
事実に切り替わった過去の予定として、
どこかへ消えてしまう程度のものでしかない。
現実解。
楽しいプランに逃げて、
前向きに事実を見て、
前向きに予実管理したほうが、
例外なく人生が楽しくなる。
大多数にとって先が読めないからこそ、
失敗も必修科目として組み込んで、
大きく想像してホラを吹く方が大事。
boxcox.net、遠藤武。