「売上の質」を上げることが第一だ。
関わりたくないお客様に嫌な思いを強いられるケースもあれば、
「もっとこんなお客様が多くいたらいいのに…」というケースもある。
徹底して、
「もっとこんなお客様が多くいたらいいのに…」
に持ち込むことが、
売上の質を向上させる道筋である。
思い込んだ妄想を、
現実に引きずり下ろすのである。
嫌な思いを強いられる顧客というのは、
見えないところでコスト増加を強いられる。
私が相談された例を挙げると、
・聞き分けがなくメールや電話が無駄に増加する
・提供していないサービスを強要される
・契約書を締結しない(業界によっては「商習慣」として常態化している)
・言いがかりをつけて追加費用請求を無視される
・そもそも言いがかりをつけて入金に遅れる
・トータルで嫌な思いを強要させられる
といったように、
ここではとても書けないくらい、
目を覆いたくなるような理不尽がある。
これらはストレートに言って、
「不利な状態では、人を雇ってまでビジネスを続ける意味がないのでは?」
と結論づけたくなるような事態ということだ。
このような状態だと、
会社はおろか、
経営者の方がカラダとメンタルを壊して、
後に何も残らないところまでがテンプレートだ。
現実解。
この事態から脱したければ、
・お互いに敬意を持って関われる方とだけ取引する(該当しない人は問答無用で全部関係を断つ)
・敬意を持てる人が喜んでくれることで、かつ自分の得意技だけに絞って動く
・勝ちパターンの再現やマネに徹し、今までの負けグセを二度と繰り返さない
という、ポジション作りに終始すればいい。
自分が楽に楽しく動くために、
自分以外の誰かのチカラを本や座組みから借りて、
根本からビジネスの建て付けを変えるのである。
手持ちの資源が、
勝ちやすい状況にセットアップされているからこそ、
「売上の質」を高くできて、
コンスタントに成長できると覚えておこう。
boxcox.net、遠藤武。