「人を紹介します!お繋ぎします!」
これを強みにしている人や組織があるが、
率直に申し上げてしまうと、
ほとんど例外なく強みがない弱い側である。
というのも、人の紹介こそセンスと実力が完全に露呈し、
その気配りで全てが決するためだ。
先に勝ちパターンから言ってしまおう
人の紹介は、
双方の立場や悩みを理解し、
そこに敬意と具体的なメリットがあれば、
一発で、すごくうまくいく。
要は実力者の気配り上手ということだ。
そりゃそうだもの、
お互いのお悩みが解決して、
敬意があれば、魅力あるもの同士が、
ごく自然に惹かれ合うに決まっている。
極めてシンプルかつ当たり前のことだ。
ここから、耳が痛い(?)大多数の負けパターン。
紹介は、お互いの実力と人間性について、
徹底的に理解している必要がある。
理解力のない未熟者がこれをやると、
ただの「数稼ぎ」で終わる。
数稼ぎには、敬意も実力もいらない。
ヘタクソで迷惑なテレアポや押し売りと同じだ。
そんな人を相手にするのは、完全に時間の無駄だ。
時間の断片は、命の断片であり、
命を無駄にするわけにはいかない。
センスのない紹介は、
それだけ不自然で、気味が悪いのである。
現実解。
本当にいい紹介をするなら、
その人の超優秀な右腕としての役割を買って出て、
お互いを非常識に勝たせるためにやらなくちゃ。
実力のある偉い人ほど、そんな依怙贔屓を徹底するから、
なおさら実力のない数稼ぎの自称紹介屋は、どんどん落ちぶれていき、
実力のある人だけが自ずと生き残って成長していく。
極めてエレガントな気配りの仕組みなんだよね。
追記。
生き残る側として、誰かから紹介を受けたいなら、
誰かに依怙贔屓されて、引っ張り上げてもらうだけでいい。
コアコンピタンスとか、カスタマーサクセスは、
そんな考え方が根底にある。
boxcox.net、遠藤武。