「私はこれだけ苦労して、血の滲むような努力をしたから、成功した」
そのような声を聞くことがあり、文字通り血路を開いた人の言葉だ。
この際ストレートに言ってしまうが、血路を開くより、
「急がば回れ・ワクワク回れ」を続けて、楽しく楽勝したほうが1億倍プラスだ。
私の内心と本音をそのまま言ってしまうと、
「血路を開く」というような、血湧き肉躍る言葉は大好きだ。
ただしこれは、聞く側からしても、自分の行動としても、ただの血みどろだ。
ダメージや苦労ばかりを強いてしまいかねない。
苦労と血みどろは、そのまま成長につながるとは限らないのが事実だ。
それもそのはず、苦労ばかりしている人は、揃いも揃って苦労をしている人に囲まれている。
そうではなく、心が躍るツボを「これでもか!」と押さえて、
一点突破でワクワクさせていくほうが、
そこには楽しそうな人が、ついつい来てくれる。
道を開くという理屈ではなく、
ワクワクしながら遠回りで歩いた「けもの道」「裏道」の積み重ねこそが、実は正規ルートなのである。
現実解。
苦労を優しさとワクワクで包み込んであげるほうが、
そもそも癒されて、ついつい行動してしまうのが、人間のサガだものね。
「これは楽をするための苦労だから、楽なんだよ!」
と言い切れる経験をしていれば、急がば回れ・ワクワク回れがよくわかるはず。
boxcox.net、遠藤武。