本音を出せる立場になるために、壁を超える。New

daily14 壁。

あなたは、普段から本音を出しているだろうか。

私は独立して以来、本音で仕事をしている。

そうすることで、自分にとって何が本当に大事かがわかり、価値が爆増するためだ。

 

サラリーマン時代に自由度の高い場を選んでいたが、

独立して一点の曇りなくわかったことがある。

そもそも、サラリーマン時代には本音など出せていなかった。

それもそのはず、本音を出して価値を作ることは、

サラリーマンには原則として求められていないためだ。

 

仮に「私はサラリーマンだけど、本音で仕事をしているぞ!」という人がいたとしよう。

待遇や年収や自由時間について、

所属先の縛りがある以上は、

その前提を崩す本音ありのままの行動は取れない。

必ずどこかに壁が残ってしまうのだ。

仮に成果ゼロでもサラリーマンには給与が出るが、

ゆえにその前提を崩す本音など出せないのだ。

 

とはいえ、サラリーマンにも良いところはある。

壁に守ってもらいながら、堂々と成長すればいい。

自由にしたいけども壁が残るという矛盾を超えたければ、

矛盾を堂々と活用すればいいのだ。

まるで矛盾など始めからそこになかったかのように、

壁という縛りを自分ごととして「鍛える空間」に使ってしまえばいい。

自分を鍛えて次のステップに行くのだから、

その過程は極力楽しんでいい。

雑用さえ、自分を鍛える場として、小躍りするかのように進むのだ。

かといって雑用など時間をかけるものではないから、

WordやExcelの作業はテンプレ化したりVBAのコードやマクロを使ってガンガン自動化するのだ。

自動化して時間負担が減れば、自分の自由度が増えるから、なおさら小躍りできる。

能率も上がるから、仕事ができるようになる。

そうなると周りから「お、アイツやるじゃん」と評価される。

そうやってさっさと好循環を作ってしまうのだ。

評価は絶対だから、堂々と褒め言葉として受け取っておけばいい。

評価を作りづらい場なら、早々に評価されやすい場に移っておけばいい。

この場合も、決して全部の本音は出せないが、

本音の一部を切り取って出し、周囲の評価を得ることはたやすい。

そうこうしているうちに、本音の一部をさらに大きくできる立場に昇進したり、そうできる移籍先が見つかる。

そうやってジワジワと本音が出せる空間を作っていくのだ。

本音を出せる空間ある一定の度合いを超えると、

実力がついて自ずと有利に独立できてしまうのだが。

 

現実解。

つまるところ、本音で動ける空間をジワジワ広げて土俵づくりをしていくと、

実力が向上していき、有利な立場を確保して独立できる。

この発想は、これから独立したい人や、独立したものの下請けで実力が出せないケースに必須だ。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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