あなたは、普段から本音を出しているだろうか。
私は独立して以来、本音で仕事をしている。
そうすることで、自分にとって何が本当に大事かがわかり、価値が爆増するためだ。
サラリーマン時代に自由度の高い場を選んでいたが、
独立して一点の曇りなくわかったことがある。
そもそも、サラリーマン時代には本音など出せていなかった。
それもそのはず、本音を出して価値を作ることは、
サラリーマンには原則として求められていないためだ。
仮に「私はサラリーマンだけど、本音で仕事をしているぞ!」という人がいたとしよう。
待遇や年収や自由時間について、
所属先の縛りがある以上は、
その前提を崩す本音ありのままの行動は取れない。
必ずどこかに壁が残ってしまうのだ。
仮に成果ゼロでもサラリーマンには給与が出るが、
ゆえにその前提を崩す本音など出せないのだ。
とはいえ、サラリーマンにも良いところはある。
壁に守ってもらいながら、堂々と成長すればいい。
自由にしたいけども壁が残るという矛盾を超えたければ、
矛盾を堂々と活用すればいいのだ。
まるで矛盾など始めからそこになかったかのように、
壁という縛りを自分ごととして「鍛える空間」に使ってしまえばいい。
自分を鍛えて次のステップに行くのだから、
その過程は極力楽しんでいい。
雑用さえ、自分を鍛える場として、小躍りするかのように進むのだ。
かといって雑用など時間をかけるものではないから、
WordやExcelの作業はテンプレ化したりVBAのコードやマクロを使ってガンガン自動化するのだ。
自動化して時間負担が減れば、自分の自由度が増えるから、なおさら小躍りできる。
能率も上がるから、仕事ができるようになる。
そうなると周りから「お、アイツやるじゃん」と評価される。
そうやってさっさと好循環を作ってしまうのだ。
評価は絶対だから、堂々と褒め言葉として受け取っておけばいい。
評価を作りづらい場なら、早々に評価されやすい場に移っておけばいい。
この場合も、決して全部の本音は出せないが、
本音の一部を切り取って出し、周囲の評価を得ることはたやすい。
そうこうしているうちに、本音の一部をさらに大きくできる立場に昇進したり、そうできる移籍先が見つかる。
そうやってジワジワと本音が出せる空間を作っていくのだ。
本音を出せる空間ある一定の度合いを超えると、
実力がついて自ずと有利に独立できてしまうのだが。
現実解。
つまるところ、本音で動ける空間をジワジワ広げて土俵づくりをしていくと、
実力が向上していき、有利な立場を確保して独立できる。
この発想は、これから独立したい人や、独立したものの下請けで実力が出せないケースに必須だ。
ボックスコックスネット、遠藤武。