閉塞感は、イタズラ感覚で壁を超えるチャンスの種である。

daily14 壁。

閉塞感は、実はチャンスの種だ。

あなたが今いる場所で閉塞感を抱くということは、向上心があるためチャンスを掴みやすい。

そんなときこそ、向上心にもっともっと火をつけるのだ。
人知れず世も知れずパッションを持つというのは、ドキドキして面白い。
誰も知らずにやるのだから、とても素直な小学生レベルのイタズラと同じ感覚でいい。
義務教育を終えて仕事をしているなら、現状維持しないとはイタズラと同じだから、
堂々とイタズラのような感覚で素直に学ぶのだ。
イタズラに情熱を注げるという小学生目線から、迷惑な要素を引き算すれば、立派なパッションの使い方である。
そうやって知識を引き連れ、あなただけの風景を、
高いところから眺めればいい。
その高みとなる足場は、ひたすら素直に学んで成長を重ねる人が作る、「有利な土俵」である。

 

なぜ素直に学ぶことが、有利な土俵を作るのか。

明け透けに言ってしまうと、

知的好奇心が全てに勝るためだ。

カリキュラムや試験対策は確かに系統的な学びに伴うが、

所詮は基礎のそのまた手前に過ぎない。

カリキュラムを消化して試験対策するだけの人は、

知的好奇心には絶対に勝つことはできないように世界は作られている。

受験や大学・大学院でどれほど成績を残そうとも、

職歴・研究・創作でパフォーマンスが出ず職位が低い場合、

どこかで確実に勉強し損ねていたり、

知識不足に陥っていたり、

根本的にパッションがなかったりと、

本来あるべき物事が欠けている可能性がとても大きい。

 

私は、研究も実務もカバーする出版社の、

歴史ある専門誌で長期連載を手がけている。

これができる理由は、

ありのまま言ってしまうと、

「職歴」をそのまま研究ポストに見立てて、

学ぶ口実をさっさと作り、

パッションを振り向けていたためだ。

今だから正直に告白するが、

これで勝てると直感していた。

工学のとある分野が興味の根底にあったため、

その切り口から統計学やデータベース論や会計学にアクセスしつつ、

大学で得た、大学院やその先で使い放題の英語ベースのアカデミックスキルを用い、

所属先で確実に勝つことをしていたに過ぎない。

公金で研究をやることに何の疑いもない立場(序列の下層)に全く興味が持てなかったが、

研究手法や先行研究は文献とウェブ上の論文でアクセスできるため、

あとは所属先(=就職先)がやっていることとマッチする条件を満たせれば済む…という発想だった。

私は結果的にアナリストという仕事に行き着くのだが、

今はもっと柔軟に動くことも出来る多様性があるため、よりあっさりと勝てる動き方は見つかりやすいだろう。

 

他方、このように動いていると、

単に模範解答回収ばかりで、

試験対策とカリキュラムの消化にとどまり、

パッションが不明確ケースが多々あると大学受験で知った。

率直に申し上げて、立場は上がらないという答え合わせが出来てしまっていた。

特に研究職の場合、

30代で有名国立大学の教授になる人もいれば、

ピカピカのPhDがあるのに40を超えても准教授になれない人もいる。

この差は簡単で、結局は書籍含めた執筆ができるほどのパッションがないのだ。

この差は、

模範解答をなぞる訓練をしてきただけなのか、

自分の洞察を模範解答にする情熱があるかの差だ。

 

現実解。

イタズラ感覚のパッションで動くだけなら、人も知れず世も知れずやればいいので、ハードルが低いものね。

まずは不言実行してみよう。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

↑↑↑
詳細は上記リンクを参照
↑↑↑

■遠藤武のやっていること■

・経営者向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています。

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています。
(2025年2月に60回を超え、同誌の単独連載回数の記録を更新中。書籍発売予定)

boxcox.netを講読する
タイトルとURLをコピーしました