価値づくり(その47):「お客様の成功」で営業オンチを解決する・第三段階New

daily15 審美眼。

最後の第三段階。

ゼロイチが得られたので、ここからはイチを10にしていく段階

 

やっと集客の段階である。

実は「お客様の成功」と「欲しい!それいくら?」が出来ていれば、実績が残せて、リピートと紹介を得られる。

それ以上のマーケティングは無いし、紹介とリピートで仕事が仕事を呼ぶことが全てだ。

つながりを広げていってもいいし、広告を出してもいい。少なくとも、第一段階と第二段階をブラッシュアップし、関わる相手を的確に選べば、確実に成長できる。

そうやって実力がついていくのだ。

 

ここに更にかわいげがあれば、「実力があるのにチャーミングで優しい!すごい!」とファンが増える。「なんとか手伝いたい!助けたい!」という協力にもつながる。

好循環とはそういうことだ。

 

その真逆の、営業オンチはどうか。

しんどい状況は続いている人から、「好循環なんて自分には無理です!」という声が出てくるかもしれないが、

そのような人は、根本的に手順が間違っているのだ。

 

大多数の営業オンチさんは、

第一段階の「お客様の成功」と、第二段階の「欲しい!それいくら?」をすっ飛ばし、

無理やり「集客の問題」だと誤った問題を解こうとしてしまう。

誤った問題を解くことは、営業オンチの根拠であり、何が何でも避ける必要がある。

 

大事なので何度でも繰り返そう。

あなたが売れないとしたら、それは「集客の問題」ではなく、

まず「お客様の成功」と「欲しい!それいくら?」が無いことが問題だと疑おう。

 

実のところ、イチを10にする段階まで来られる人は、実力も運もあり、人に委任したり他力を得て、座組みが組めて成長している。

大多数の人は、イチを10にする段階にまで達することができないのだ。

イチに至っていない人は、そもそも売れないし、広がりも出ない。

あるいは、細々と不完全なイチを繰り返す(ザルで水をすくう)だけで年売上高600〜800万円くらいに到達し、ある程度常識的にどうにかなってしまうためだ。

要は10にしなくとも済んでしまう条件が整っているため、売れない下請けとして生き残るのだ。

その場合、セルフイメージが低すぎたり、勉強不足や知識不足だったり、かわいげがなかったりすると、必ず成長が止まる。

とはいえイチが不完全でも、イチを10にしなくても、その他大勢として生活はできてしまう(そうとうしんどい生活だが)。

あるいは立ち居振る舞いが悪いと、せっかく10になりかかる品質の成長があっても、どこかで袂を分かつ形で突然元に戻る。

その場合、ずっと成長できず、実力のある人との座組みも組めず、しんどい下請けに甘んじることになる。

 

きれいごとを抜きに率直に申し上げるが、「しんどい下請けに甘んじる人は、自分でその環境を選んで選んでいるだけ」である。

自分の日々の発言や、周囲の環境や人間関係や、過去に囚われる価値観など、落ちぶれる先行条件を自分で選んでいるのだ。

これが嫌なら、先行条件を変えて、異なる行動を促し、全くの異世界という結果につなげるしかない。

 

とすると、ちゃんとイチを作り、実力を喜ばしく補う形で、相補的な関係を築くことがカギになる。

私はことあるごとに「座組み」と呼んでいるが、完全に1人で動くことは不可能であり、本音と敬意がマッチした他力を借りればあっさりとイチが10になるのである。

もちろんだが、ゼロイチを作る第一段階の「お客様の成功」や、第二段階の「欲しい!それいくら?」についても、堂々と他力を借りていい。

他力を借りられないその他大勢の人は、全く売れずに淘汰され、下請けで一生を過ごすか、サラリーマンに逆戻りする。

事実をありのまま伝えると、すぐに参加できる名刺交換会や異業種交流会の99.999…%は、売れないその他大勢の人しかいない。

ありがちだが「集客できません…」と言い出すのは、第一段階と第二段階を通過しないまま、無理やり第三段階の「イチを10にする」に取り組んでいるためだ。

そのくせ学ぶ気がないから、相補的な関係もゼロのままだ。

そうではなく、もし「この人は違う!」と感じる人や、人脈がある人をみかけたら、それは超ラッキーだ。

きっとそこらへんの交流会ごときでは2度と会えないから、素直に飛び込んで相補的な集客協力を得てしまおう。

自分の場合も、独立当時に独自性のある人と関われたため、そこから突破口を開くことができた。

 

現実解。

集客する上で、関わる人はレベルアップと共に入れ替わる。

あなたが依怙贔屓され続ける限り、これは当然のことだ。

そうやって変動することは、成長する先人たちが経験してきていることでもある。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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◆遠藤武の連載執筆
中央経済社『旬刊経理情報』誌にて見開き2ページ連載「データ分析の森」を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています。
(2025年12月に連載80回達成)

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