小賢しさ。

daily3 解釈。

小賢しさとは、一見賢く見える口先のうまさだ。

ただしこれだと、失敗しなくていいことで失敗する。

小賢しさでなく、自己批判できるくらいタフな賢さで、失敗から学んでしまおう。

現実解。
小賢しさは、他人の作ったタテの基準に拘るあまり、中途半端な自己弁護が優先し、ヨコ展開ができない。
賢さは、寛大で自分と競争する知性のことであり、互いに矛盾する他人のタテの基準を複数網羅しつつも、それを自分の言葉で従えて、ヨコ展開できる。
要は、いろいろなパターンを知っており、かつ応用も利かせられる人である。

例えば、サラリーマンの常識も、研究者の常識も、経営者の常識も知り、それらをうまく使い分けて物事を決断し、その上で「足りない物事はなんだろう?」と自分を疑える人である。

ここで注意したいのは、賢さに限界が生じたとき、無意識に小賢しさが入り混じる状況だ。
小賢しさと賢さの見分け方は、自己弁護や責任転嫁と、それを取り巻くロジックや感情の抜け漏れである。

素直に納得したフリして、自分の成長に資さない言い方に逃げ、自己批判が出来なかったら、それは小賢しさだ。

タフな賢さで成長できる人は、少なくとも素直さを忘れないし、核心を突かれたら確実に賛同して喜ぶ。

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遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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