競合との比較は、分相応に勝てるところと行うこと。
自社の売上高が数億円しかないのに、売上高が数兆円ある企業と比べて、
不用意に負けを認めてしまうことは、成長のない現実逃避。
現実解。
今回から、現実解を出す方法を書いていこう。
益のある現実逃避は大事だけれども、
益のない現実逃避は時間と感情の無駄だ。
自社の売上高が数億円の場合、
まずはマネジメントの仕組み化について、
分相応に感度を高めることが先だ。
最大手の企業に務めたことがあるなら、
会計監査や人事考課や職階別研修などについて、
いくらかの知識があるだろう。
トップとしてマネジメントを行う発想は、
具体的な知識を、自分の組織の実情に即し、
無理なくスケールを大小させて適用させることである。
要は、継続的に成長するためには、
分相応のレベルから始める以外にないのである。
成長するためには、まず現状を直視し、
意思決定や組織づくりやプロダクトの生成発展に挑戦し、
愚直に思考と行動の形跡を残していく以外にない。
これを分相応から始めないのなら、
そもそも現実を見ていないことになるし、
それじゃあいつまでも成長できないよね。
願わくば、今日び楽しく面白く適用することが重要だが、
まずは現実に即した視点を持つことから始めよう。
再スタートを切ることは、
今日でもそうでなくとも、
いつでも大丈夫。
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遠藤武