お役所仕事のような杓子定規な対応は、
人生において絶対に食らっておくべき経験だ。
その他大勢と、抜きん出る人とを分かつ、貴重な経験である。
現実解。
「なんだあのお役所仕事、ああイライラする!」
これは成長を放棄したお子様だけが言うセリフだ。
あなたが成長する側に回っているなら、
「よし!この逆をやれば勝てる!ありがとう!」
という言葉が無意識に出てくるはずだ。
この経験の本質的な価値は、
その他大勢に回らない、
「創造力のある側」
に成長することにある。
創造力も想像力もないその他大勢は、
何も考えずに常識に従うから、
結果的に集団でお役所仕事をやらかすのである。
お役所仕事に怒りをストレートに感じる側も、
同じ土俵に目線を置いている時点で、
お役所仕事を増長させているのである。
そもそもから言って、
相応の権威と歴史があるから、
お役所仕事が成り立つのである。
そこに額面通り怒りを感じるだけの人は、
物事を疑う発想も思考もゼロのその他大勢であり、
結果的にお役所仕事を退屈にのさばらせている。
退屈を壊すために、何よりまずやるべきは、
「よし!この逆をやれば勝てる!ありがとう!」
という、その他大勢をやめる発想を持つことである。
お役所仕事の組織がずっと勝ち続けられるほど、
世の中は寛大には出来ていない。
それを具現化するためには、楽しさや面白さで、
お役所仕事を包み込んでしまえばいいのである。
とすれば、バカ正直に対応する理由など何処にもない。
いくら昔から権威があろうと、
お役所仕事は常にその他大勢の証であり、
そこにはスキしかないということだ。
お役所仕事は最上の教師だと気付けばいい。
そもそも退屈とは、楽しむための大チャンス。
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遠藤武