スポーツやコンクールでの上位入賞も、
ビジネスで稼ぐことも、
目に見える数字や順位以上に、
その格式まで問われてしまう。
夏の甲子園で優勝投手になっても、
プロ野球選手として通用するかは別であり、
その上、出身校まで取り沙汰される。
数億円や数十億円を稼ごうとも、
マルチ商法やゴリ押し営業会社のような立ち居振る舞いの悪い分野は、
いくら稼ごうと、どう足掻いても、有名大学出身の一流企業の下っ端に絶対に勝てない。
物事は、始まる前から格上と格下が決まっている。
自分の格について「意識できず学べず再定義せず…」で来てしまうと、
実力も格式も不足して行き詰まってしまう。
「学がない」という言葉を不用意に使うのは、ただの誤魔化しに過ぎない。
(そういう人はデイリーレポートを絶対に読まないけれども。)
経営者やプロが行き詰まるのは、
自分の身の回りにある格上と格下を、
理解も再定義も言語化もできていないためである。
スケールは違えど、サラリーマンが昇進・転職できずに悩むのと同じだ。
現実解。
格が欲しいなら、現状打破する以外に方法はない。
つべこべ言わずに現状を認め、
自分の立ち位置を知り、学んで行動し、
自分の立ち位置を自分の強みや好きから、
向上させて行く以外にないのである。
悩み苦しむことに逃げたり、
そのせいで体調不良を起こしてばかりいるのは、
正直に言ってただの甘ったれである。
悩みを「痛い悩み」でなくするために、
カジュアルに悩んで、解決策を試し、
またカジュアルに悩んで、解決策を試し、
少しずつしつこく地道に打破すればいい。
自分への投資とは、本当に地味だけれども、
心底生々しい切実な学びである。
地味だけど生き生きした学びこそ、
実は簡単に真似しにくい分野であり、
格上と格下はこの積み重ねで構成されるんだよね。
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遠藤武