「そんなことわかってます。けど…」の変え方。

daily4 方法論。

「そんなことわかってます。けど…」と頻繁に言い出す人がいる。

この本音は「全くわかっていないが、素直に認めず、わかったフリをしている」と気づこう。

素直に「けど…」をやめ、「やりました」に変えた数だけ、人は変化を創れる。

 

現実解。

「そんなことわかってます。けど…」「理屈ではわかっているけど…
このような「けど語」とは、自分と周りのエネルギーをゼロまで削いでしまう。
「けど語」とは、何でも他人のせいにする依存心のカタマリであり、
「さげまん語」
だと言っていい。

ここから変わりたいのなら、一切「けど語」を使わないことだ。

その代わりに「このようにやりました、ありがとうございます」という、
「やった語」を素直に使うようにしよう。

要は「けど語」をやめ、具体的な行動である、
「やった語」を増やしていけばいいのである。
例えば、「やった語」を増やしていくとはどういうことか。
経営や恋愛や勉強に関し、私が相談を受けて出したロジックについて、
「そんな理屈があったんだ!試してみます!」
と素直に受け止め、まず具体的に動いてもらっている。
具体的には「言動を変えました」「関わる人を変えました」
「本を読んで実行しました」というちょっとしたことで十分だ。
「やった語」の成果に飢えているために、「けど語」は、一切出てこない。

「やった語」を増やすだけで、前向きな変化の種を創れるのである。

逆に「けど語」がたくさん出てくる人は、
常に「やった語」がない状態だと言い切って構わない。
「けど語」ばかりの状態とは、隠さず言えばただの嘘つきだ。

そもそも「けど語」に逃げる人は、率直に言って、
依存心が強いくせにプライドだけが高い、お子様である。
要は、素直に自分の欲求と向き合わず、
現状の常識やシステムの内側ばかりに囚われ、
自分で物事を考えない「その他大勢」ということである。
これには、学力や社会的地位は一切関係ない。

「けど語」に逃げていると、具体的にどうなるか。
どうでもいい各論に逃げ、孤立無援になる。
組織では厄介者扱いされ、会議での発言権がなくなる。
誰かに悩みを相談しても、相談の本質を曖昧にし、自分の悩みとは無関係な話題にずらす。
無関係な話題にずらし、行動しないから、年収は下がっていく。
行動しないために、本質は何も変わらず、いつの間にか落ちぶれる。

ここで言う「やった語」も「けど語」も、私が一次情報や読書から学んだことが下敷きにある。
あなたが、素直に学んで行動する「やった語」ユーザーになるのか、
あなたが、その他大勢として「けど語」に流される人生を歩むのか、
それは純粋に、個人の選択の積み重ねである。

 

個人の選択の積み重ねの向こうにある、近い将来の話をしよう。

「けど語」に満たされた、口先に逃げる人が目の前にいたとする。
あなたが「やった語」で成長するなら「けど語」とはいずれ関わらなくなる。
自分自身でも「けど語」がゼロになり「やった語」が増えていくことに気付けるだろう。

無意識のチカラとは強烈で「けど語」で口先に逃げると、
それだけ「やった語」という自分からの行動への機会が、
あっさり消えてしまうのである。

変わっていく過程とは、全て過去形であり、かつ具体的だ。
「けど語」に逃げるとは、「やった語」という実績が何もない現状維持だ。
行動という具体的な実績がないまま「理解したフリ」を続けるのか、
行動という具体的な実績を残して「体当たりで腹落ちする」のか。

私が実際に行動した経験でも、
私がアドバイスした人たちの実績でも、
「けど語」を自分から出すことをきっぱりやめたり、
「けど語」を出す人とあっさり別れたことが、
成長の転機になっている事実を付け加えておこう。

 

(追伸)
長々とした報連相や感想文から、卒業しよう。
よけいなことを書かず、3行で「やった語」を告げたほうが、
仕事でもプライベートでも、ラクにプラスを創れる。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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