物事は、ほとんどスタート地点で決まっている。
特に大学受験(とそれ以降の学問分野)は、
日本だとごく一部の教育研究機関を除いて、
大学・大学院レベルの知識に通じる大人に囲まれている立場か、
あるいは試験対策に限ると中学受験の経験者といいう立場に、
有利になるよう作られている。
大学受験で見られる「共通テスト爆死」のようながっかりは、
スタート地点から決まっていると言っていい。
これは大学受験に限らず、
いろいろな分野で確認される構造だ。
もしあなたが上を目指すなら、
この事実に目を向けることでしか、
次のToDoを指し示すことができないと、
腹決めしておいたほうがいい。
うまくいかないことの大多数は、
スタート地点でうまくいっていない。
これは、前提となる知識不足・事例不足である。
統計学で言えば、モデルを組み間違えている。
文章題で言えば、問題を読み間違えている。
ビジネスで言えば、ターゲットや座組みを狙い違えている。
現実解。
要はボタンを掛け違えてしまっているのだ。
スタート地点からやり直すと、
思いのほか軽やかに事が運ぶケースが多い。
これはボタンの掛け違えが直ったからであり、
実は遠回りに見えて近道なんだよね。
boxcox.net、遠藤武。