一定の積み重ねが必要な分野がある。
言語運用能力(語学)と演算能力(算数・数学)だ。
哲学や数学といった抽象概念を扱うレベルの外国語運用能力や、
計算力とその先にあるモデリングといった演算能力は、
数日で習得するというのはほぼ不可能である。
これらは積み重ねの賜物だからだ。
加えて、
マネジメントや執筆・研究は、
積み重ねの賜物であると言っていい。
研究の一部(特に純粋数学)は若齢ほど有利であり、
無為に年が過ぎてしまうのは考えものだが、
大衆化・組織化が進んだ令和の今となっては、
一定年齢を超えないと世の中を動かせないのもまた事実である。
特に組織の統括ともなると、
あまりに年齢が若いと、
思わぬところで足を引っ張られてしまいかねない。
現実解。
これを若いうちから知っておくと、
事を有利に運ばせやすい。
「こいつ、やるじゃん」
と思ってもらうことでしか、
ビジネスも執筆や研究も成り立たない。
誰かからのリファー(参照・紹介)を受け、
座組みで動くほうが事が運びやすい。
言語運用能力と演算能力だけでは限度があり、
その理由はその先でEQ(心の知能指数)やAQ(逆境指数)が、
変数として問われるためだ。
好きこそものの上手なれであり、
だからこそハイペース=マイペースになるし、
だからこそ思いっきり信用される。
その結果として、
楽しく淡々と逆境も切り抜けられるんだよね。
boxcox.net、遠藤武。