「読書なんて面白くない!」という状況なら、読書感想文など、百害あって一利なし。やめてしまえばいい。
書きたい!思う仕組みも作らず、ろくに指導もせず、適当にストーリーを読ませて感想を書かせること自体が、ボタンの掛け違えのような大間違いということだ。
その前に、読書から知識を仕入れることをさっさと面白がれる仕組みのほうが重要である。知識がなければ、読むことや書くこと自体の面白さに気づくこともない。
「読書が面白い!役に立つじゃん!」という感覚を刺激するには、
高校の倫理や国語便覧の知識を、マンガやゲームやライトノベルから仕入れてしまうよう仕向ければいい。
議論をするために最低限必要な知識を、小さいうちから少しずつ体得できるカリキュラムにすることが先決ということ。
ここにもし「数学者、物理学者、化学者、生物学者…が書いた、数学や自然科学の歴史」の本への道筋が加わったら、もっと面白いことになるよね。