「学ぶために見学しています!」
そう言い出す企業は少なくない。
この心がけは悪くないのだが、
見学だけではなく、
自分が当事者として経験することでしか、
ステージは変わらない。
組織を成長させるには、
当時として物事に関わり、
景色を一変させるしかないのである。
宅急便が生まれたのは、
都内から北海道や九州まで配送に1週間かかっていた当時、
それを1日でやってしまおうという起死回生のターンアラウンドだった。
ゼロイチ営業のとき、
郵便局の前で営業を行った事実は、
テレビ番組でも報じられた。
単に「経営を理念とマニュアルに乗っけてしまう」というだけでは、
古くなったビジネスモデルを成長させることができない。
当事者として、
非常識を仕組み化していくことでしか、
成長できないということである。
現実解。
「百聞は一見にしかず」は正しいが、
百万回見学の見学より、
一回の当事者経験のほうが圧倒的に強い。
boxcox.net、遠藤武。