ビジネスのハードル。

daily10 お金と実力。

ビジネスやお金を稼ぐことそのもののハードルは低いと、

センセーショナルに暴露する人が増えてきている。

これは実のところ正しい。

正確には「半分正しく、半分は煽り文句」である。

事実を告げると「売上高や事業価値評価額が数千億円くらいになるラインでハードルが一気に上がる」ことになり、

かつこれくらいの規模の分野にキーパーソンとして関わるには、

毛並みの良さや専門知識などを含めると、

難易度が激増してしまうというのが実情だ。

この事実を意図的に無視して噛み付く人が、

大企業のヒラ社員しか経験がなく、

コンサルとして中小企業しか見た経験がないというのは、

さすがに悪い冗談でしかないことになってしまう。

挙げ句の果て「コンサルは数字に弱い」という、

これまたバレつつある事実を無視して逃げると言うのは、

コンサルという言葉で威嚇しているだけだ。

コンサルを名乗る立場で、

数理統計学や財務モデリングや、

マーケティングやマネジメントを、

総合的に扱う経験がない人は、

率直に言うとモグリである。

また、英語をはじめとした外国語運用能力がここに加わる。

念のため断っておくが、

単に帰国子女だからできる程度のことは求められておらず、

知的格闘技とも言える、

格調高い議論が英語「で」できることが前提だ。

英語で文献を読み解いてレポートを書くくらい、

あっさりとできる必要がある。

これらは知的体力が必要であり、

ハードルが高くなりがちだ。

そのような分野に行きつけなかった層が、

ハードルの手前で無理して、

威嚇するのも無理はないのだが。

 

現実解。

嫉妬して噛み付くくらいなら、

堂々と無関係を装うか、

負けを認めてしまうほうが清々しい。

そのほうがハードルを超えて成長できる。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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