「売れなくて困っています…」
これは最もらしく聞こえるが、はっきり言ってただの言い訳だ。
ビジネスをしているなら、売上不足は言い訳にならない。
売上不足のビジネスとは、
足が遅いダチョウや、
狩りが下手なライオンと同じで、
根本的に全てが間違っている。
もしあなたがついうっかり、
「売れなくて困っています…」
と言ってしまうなら、
売れなくて困るのは、
そう言い出すあなただけだと知ろう。
あなたが売れなくても、
世の中の誰も全く困らない。
まずこの事実を認めよう。
ぶっちゃけると誰も全く気にしていない。
虚しくなるほど誰も気にしていない。
「売れなくて困っています…」
「年収が低くて困っています…」
本当に困っているなら、
口先に逃げる前に、
さっさと行動しているはずだ。
資金の手当てをしたり、
粗利を思い切って2倍や10倍にしたり、
お客様に喜んでもらったり、
喜びをほんの少し超えて感動してもらったりと、
できることは無数にある。
お金は、お客様に喜んでもらい、期待値をほんの少し超えていくことで、急速に集まる。
売れない人は、自分のお金不足だけ先行し、お客様に喜んでもらい期待値を超えることを無視するから、嫌われていく。
そりゃそうだよ、
自分のお金不足は自分の都合だもの。
人にサイフを開かせてお金を出してもらう上で、
いちばんやっちゃいけない、
すごくまずいことだよ。
誰でもできる言い訳なんて、
誰も聞きたくないものね。
「こりゃまずい!」
そう直感したとき思い切って方向転換することが、
人間の本当の勇気だ。
一度決めたことをそのまま続けることは一見尊いが、
続けることの本質は「勝ち続ける」ことである。
そのためには決めたことを手放したり朝令暮改したりして、
常に変わっていくことが大前提だ。
変わらないままだったり、変わったフリをして実は変わっていなかったりすると、
勝ち負け以前に、続けることすら不可能になる。
うだつの上がらないまま商品やサービスを作っていても、
誰も「欲しい!」とならないので、早々に売れなくなり現金が尽き、
その企業は息の根が止まる。
「そんな極論、自分には関係ないよ」
そう思う人は、要注意だ。
綺麗事を抜きにすると、
顧客が喜んでサイフを開けてお金を出してくれるからこそ、
事業が回り、人を雇うことができ、自分の生活が成り立つのである。
そうやってお客様の本音に寄り添うことが先だよ。
喜んでもらってナンボだよ。
そうすれば自ずと続いていくから。
LTV(ライフタイムバリュー=顧客生涯価値)を高めて、
息の長い関係を作れと言われて久しい。
恋愛関係でも親友でも同じことで、
信頼があるというのは、
自然と本音に寄り添えることなんだから。
自然と寄り添うということは、
淡々と楽勝するということだ。
あなたに実力があるなら、プロとして本音に寄り添う。
あなたが半人前なら、まず聞き役に徹して、相手をスッキリさせる。
これが超基礎ね。
どんなプロであっても、
コンディションでひっかかるところがあるなら、
まず超基礎に徹する。
一番楽なところから脳と身体に勝ち筋を刷り込むのだ。
瞬間風速的に「半人前化」している可能性も常に疑っておく。
敵は我にありと思っておけば、
逆説的だけど、売上不足をカバーできる。
プロは不調のときの対策も抜かりない。
現実解。
売上不足は、痩せ我慢してでもクチにせず、
「欲しい!」と言ってもらえる価値を、
淡々と楽に楽しく出すことが真の解決策。
楽に楽しく楽勝するための工夫をしよう。
追記。
みんなこれをわかっていないから、
落ち目になると見苦しくなるんだよね。
boxcox.net、遠藤武。