40代になると、コースが明確に2つに分かれる。
人に助けられるコースと、孤立無縁コースだ。
前者は非常識にGiveしてひたすら学んできたから、応援されていく。
後者は常識的な目線でGive&Takeしてきたから、落ちぶれていく。
人に助けられるコースは、実力者や成功者から好かれる。
人の痛みがわかり「えっ、ありえない!すごい!面白い!」というGiveを連発できる。
人の痛みがわかるというのは、自分の常識を外せて動けるということだ。
自分の常識を外さないことには先に進めない修羅場を経験するゆえに、ひたすら愚直に色々な場面や分から学んでいく様は、後から見聞きするとひたすら常識を超えて、面白い。
ありえないGiveをするとは、そもそも非常識な発想だ。非常識だからこそ、痛快であり、一発で記憶に残る。
そんな人は、ついつい誰かに助けられる面白さがあると言ってよい。
孤立無縁コースは、実力者や成功者から嫌われ、若手からも嫌われる。
凡人のわりに、とにかく頑固でつまらないのである。
正論が大好き、売り言葉に買い言葉が超得意であり、人の痛みをわきまえず、「できない」「難しい」が口癖だ。
40代にもなれば、サラリーマンとしてもフリーランサーや経営者としても色々な層と関わるが、常識が過ぎて実力者や成功者の真意を読めず、素直に学ぶ機会を逃す。
下っ端として扱いやすいかもしれないが、そのような40代を放置するとその企業は必ず傾き、フリーランサーや経営者ならこの世から消える。
そんな人は、無駄に頑固に常識を守るため、とにかく面白くないのだ。
お気づきかもしれないので、はっきり言っておこう。
非常識にGive&Giveできる人が、結果として桁違いに「ぜひTakeしてください!」となるのは、単に面白いからである。
成功する人は、階段10段飛ばしどころか100段飛ばしするために、エスカレーターやエレベーターを作ってしまう人だ。
その勇気がない人からすれば「すごい!話を聞きたい!」と一発で刺さる。
そもそも20代でも30代でもリーダーや経営トップは務まるが、40代ともなれば適性関係なく否応なしにリーダーの立場が渡されてしまう。
ゆえに年数相応に「人の痛みがわかるか否か」「面白いか否か」「学んでいるか否か」で判断され、残酷なほど上下2つにぶった斬られるのである。
私は40代に達していないが、大学時代もサラリーマン時代も独立してからも「人の痛みがわかり、面白く、学び続けている人」に助けられ続けている。
そのような人ほど、自ずと出世したり、成功したり、チャンスを掴んで急成長しているというのが、紛れもない事実だ。
現実解。
もっと面白く生きてよい。
助けられるコースと孤立無縁コース、どちらを歩みたいかは、その場で選べる。
誰かから引っ張り上げてもらわなければ、成長はできないのだから。
追記。
よく「優秀な20代が多く、30代がほとんどゼロ、年功序列の40代50代だらけ」という組織があるが、
これは優秀な30代が飽き飽きして「この会社は面白くないのでやっていられません!」と表明しているだけだ。
boxcox.net、遠藤武。